Student Post, Sep 12: Team Picture Bride First Shoot by Haruna

こんばんは、今回二回目の投稿になります、経済学部4年の兼子春菜です。本日Sherry、梅里君、私のTeam Picture Brideは午前・午後2件のインタビューを終えました。

今回のプログラムで私達がトピックとして取り上げたのは、「写真花嫁」です。「写真花嫁」とは、字面から読み取れるように「お見合い結婚」の一つではありますが、日系アメリカ人の歴史の中でも特筆すべき一つの歴史的な出来事です。詳細は省かせて頂きますが、19世紀後半から20世紀前半にかけて、アメリカに渡ってきた日本人男性がその地で家族を作るため、日本に住む若い女性を西海岸に呼び寄せようと写真だけを交換し合いました。この実際の面会なしの「お見合い」によって渡米した女性達を「写真花嫁」と呼びます。私達Team Picture Brideは日系アメリカ人の歴史の中でもこの「写真花嫁」というトピックから想像される女性の勇敢さ、厳しい現実、その子孫の思いなどに強い関心を持ち、これを中心テーマとして今回のドキュメンタリーを制作することに決めました。

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そして本日、いよいよ一人目の取材です。午前中はおばあさまとおじいさまが「写真花嫁」によってご結婚されている、Shigeru YabuさんとMargaret Peggy Fusonさんのお二人にお話を伺いました。LA郊外の広々とした住宅街の一角にある、素敵な日本庭園風のお庭を持つ家に到着すると、ブルドッグのUmaと共にお二人が迎え入れてくださいました。慣れないながらも前日までの授業で習ったことを何とか活かそうと、カメラを三脚でセットし光の加減を調整し、愛犬Umaさんに暫くの間リビングを離れてもらうようお願いして準備を整えました。インタビューを始めると、二人とも大変雄弁におばあさまに関するお話やご自身の恋愛経験・結婚論について語ってくださいました。インタビューの詳細に関しては、出来上がったフィルムを待って頂くとして、私にとって印象深かったことは、私達の日系アメリカ人の歴史に関するお話を聞いて回るという活動を非常に喜んで下さっていたことでした。彼らのお父様やお母様は、自分達やさらにその上の世代の歴史に関して多くを語らなかったようで、YabuさんやPeggyさんはそのことに関して強い危機感を持っていらっしゃいました。放っておいたら消えてなくなってしまうかも知れない「写真花嫁」のような歴史と記憶を、このような機会に外に向けて発信して留めておくことが出来る、ということが非常に嬉しいと語って下さいました。

思っていた以上に好意的な反応にとても嬉しく感じましたが、同時に期待に反しないような作品にしなければならないな、という使命感に似たものを感じました。映像経験の無い私達ですが、人に見せられる、インタビューに協力して下さった方に喜んでもらえるような映像にしたいと強く感じております。力不足ながらも助けを借りつつベストを尽くしたいです。初めてのインタビューですっかり緊張していた私達ですが、快く私達を迎え入れてくださったフレンドリーなお二人に助けられ、大変気持ち良くインタビューを終えることができました。

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一つ目のインタビューを終え、次は日系アメリカ人コミュニティーで非常に大きな功績を残していらっしゃるBill Watanabeさんのお宅に移動しました。Bill Watanabeさんはお母様が写真花嫁としてアメリカに渡っていらしたという歴史を持つ方で、お母様のお話や、ご自身の早稲田大学への留学経験、ご自身の結婚にどうお母様の考えが関わっていたかなどをお話して下さいました。今回印象的だったのは、彼の書いていらっしゃる”The Last Picture Bride”という本です。この本は彼のお母様の歴史が綴られたもので、多くの当時の写真と共に彼女の生き様が描かれています。写真花嫁としてアメリカに渡り、戦争を経験し、再び日系アメリカ人としての生活を築いていくドラマを息子としてしっかりと後世に残そうとする姿が非常に印象的でした。午前中のインタビューでも感じた、「自身のルーツを辿り後世に残そうとする姿」は私個人にとってはあまり馴染みの無い感覚であると同時に自分自身のルーツにも思いを馳せるきっかけとなる、新鮮なものでした。奥様やお母様、叔父様や娘さんなど沢山のご親戚のエピソードを写真と共にお話して下さったのも印象的でした。心から家族/Familyを大切にしていらっしゃることがよく伝わってきました。2時間ほどたっぷりとお話を聞かせて頂き、さらに沢山の写真を見せて頂いて2回目のインタビューも終了しました。途中、カメラのトラブルもあり、あたふたした瞬間もありましたが、大変親切に対応して下さったこともあり私達もリラックスしてインタビューを行うことができました。

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夜にはもう一方のチームと合流しDowntown、Art Districtを散策しました。大胆でカラフルな壁画アートが繰り広げられる街並みを歩く中に、可愛らしいお洒落なお店を沢山見つけてしまい、2つのインタビューの疲れにも関わらずすっかり大はしゃぎしてしまいました。片手に専門店のアイスコーヒー、そして大好きな文房具を見つけて散財と、個人的な趣味でありながら至福の時を過ごさせて頂きました。

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朝8時から夜9時まで、本当にみっちりと充実したスケジュールの一日でした。それにしても文字通り一日中、広大なLAをあちらこちらに運転して下さった板津先生には心から感謝致します。事情により国際免許は持っておりますが、ロサンゼルスの交通量ではとてもじゃありませんが運転に力添えが出来ません。かたじけないばかりですが、他の方を危険な目に遭わせるわけにもいかないので、先生が少しでもドライブを楽しんでいらっしゃることを願っております…。改めて様々な方に支えられたプログラムだと心から実感したところで、今夜はこれでお暇致します。長文となってしまいましたが、プロジェクトの様子が少しでも伝われば幸いです。お休みなさい。

兼子

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